今がつまらないのは、過去のいい時と比べているから。
毎日同じことの繰り返しで、専業主婦であることに誇りも持てない、特に冴えない私の人生、本当になんとか抜け出したい。
そう、心底思っていました。
そう落ち込む時、いつも決まって、自分の中にこんな疑問が湧いてくるのです。
「じゃあ、今私は幸せじゃないってこと?」
と。
そして、その答えは決まってこうです。
「そういうわけじゃないけど・・・今もそれなりに幸せなんだと思うんだけど。」
と。
今朝は、家の窓からとてもくっきりした初日の出を見ることができ、
冷たく澄んだ冬の空気や、明るい未来を連想させる快晴ぶり、
そして、こんな時代でも家族皆で健康に新年を迎えられていることに、
素直に、「幸せだなぁ。」と感じたのです。
よくよく考えてみると、その瞬間瞬間で、“幸せだ〜”と感じている時はあるように思います。
それなのに、“こんな毎日嫌になるくらいつまらない”と思い悩むのは、どうしてか。
それは、過去のいい時の自分と比べていたからだと気づきました。
過去と言っても、私の場合、20代前半を指していて、
その頃の自分は、好きな仕事をして、自分で稼いだお金で好きなものを買って、
好きな友達、好きな彼、好きな家族と思いのままに過ごし、体の不調もどこにもなく、それは自由に楽しく生きていました。
その当時はわかっていなかったけど、今振り返ると、“あの頃は良かったな〜”、と今だに執着している自分がいます。
そりゃ、いい時とくらべてしまえば、どの時期の自分でも冴えなく映ってしまうのは、当然です。
それが、“別に幸せじゃないってわけじゃないけど、それなりに程度でパッとしない”
という感覚になってしまうのです。
もう、すごく納得!!
過去は潔く忘れます。
私は今、41歳。
妻にもなったし、母にもなりました。
持病もあるし、経済的にも不安要素アリです。
友達や家族との距離感も変わり、基本、心地よいおひとり様です。
すべてが変わったのです。
そして、これからも変わり続けていきます。
「今」幸せ!と感じたり、
「今」楽しい!と思える時が一瞬でもあるなら、
もう、私の人生は幸せで楽しいのです。
どこかで、今の自分は本来の自分ではない、と思っていましたが、
今の自分が自分ですね。
過去とケリをつけて、何とも比べず、今感じるこの感情をちゃんと味わい、
これこそが、私の人生なんだと受け入れる覚悟を持とう。